ファッションデザインの世界は、色々な動きの盛衰とも言え、まさにファッションの名にふさわしいと言えるでしょう。元々に贅沢品の一つであり、なおかつ、貴族の間から生まれたものでもあり、ファッションデザインは、高級品を扱っていることに、一定の価値を得ていました。けれども、1990年代初頭にそれを翻そうという動きが現れました。それが、リアルクローズというものです。
コンセプトの基本は、カジュアル服をファッション風にするというもので、それまでファッションショー向けのみと言えるアパレルを、日常でも着こなせるようなものに仕立てようとした動きと言えるでしょう。直訳すれば、現実性の服であり、一般庶民でも、十分購入でき、なおかつ、ファッション性のあるものを作り出そうとしています。この動きは、2000年以降も続き、世界的にチェーン店の展開等を見せています。流行の盛衰とは言いますが、オートクチュールなどの高級に対する庶民がコンセプトとも言え、対概念として、今後も続いていくのかもしれません。
Copyright (C)2012ファッションデザインオール百科.All rights reserved.